症状から見る病名チャック12
こむら返りの多くは原因不明です。しかし、こむらがえりが症状としておきやすい病気に以下のものが挙げられます。
(1)高ナトリウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症などの電解質代謝異常、
(2)不安定狭心症、難治性うっ血性心不全、
(3)肝機能障害、
(4)アルコール依存症、
(5)多発性ニューロパチーのビタミンB1欠乏状態、
(6)胃摘出術後の方
扁桃腺といびき
〈対応と注意点〉
現在、電気生理学的にはこの現象を明確にとらえることは困難ですので、患者さんの主訴を中心に診断し、治療するという場合が多くあります。こむら返りは、病院を訪れるときにはすでに消失していますから、その症状を詳しく述べることが診断の助けになります。
〈予防〉
予防は筋肉を冷やさないように、また過度に使用しないようにします。老人の場合は、散歩のあとやゲートボールの試合のあとなどに生じる場合が多いようです。寝るまえに少しマッサージやストレッチをするのもよいでしょう。起きてしまったら、筋肉を伸展させるようにします。
糖尿病の人に筋肉が″ツル"という症状がよくでます。これも一種のこむら返り です。糖代謝の改善をはかることや筋弛緩薬などが効果的です。
関節痛と亜麻種子油のヘルプを行います
低カルシウム状態や低マグネシウム血症でも生じますので、カルシウムを含有する小魚類や、マグネシウムの多く含まれている海藻類、玄米を食べるようにすることがすすめられます。カルシウム(Ca)は、マグネシウム(Mg)の吸収を助けるのでこむらがえりの予防に役立つといわれています。
また、利尿薬の過剰使用により誘発される場合もありますので、使用薬物に注意します。
まれですが脊髄疾患により生じることもありますので、頑固なこむら返りでは一度MRI(核磁気共鳴画像)で検査しておくことをすすめます。
にきびの人口
アルコール中毒者や、胃摘出後に数年たって現れる例もありますので、ビタミンの欠乏にならないようにしておくことも必要です。とくに最近ビタミンB1不足によって生じる場合が増加しているので、下肢にむくみが生じていないか確かめておくことも必要です。
〈治療方法〉
抗痙攣薬、筋弛緩薬、精神安定薬、マグネシウム剤が用いられます。
夜間の頑固なこむら返りには、マラリアの治療薬である硫酸キニーネを就寝時に投与すると改善されるといわれています。しかしながら、硫酸キニーネ服用時は、肝障害の発生など副作用の可能性があります。
また、ビタミンE(酢酸トコフェロール;商品名ベクタン、ユベラ)を摂取する方法もあります。
0 コメント:
コメントを投稿